5月に着る着物
眩いばかりの新緑の季節 爽やかな風と共に思わず深呼吸などをしております。
今が一番過ごしやすい気候ですね
洋服でもスプリングコートも手放して ブラウス姿の方を多くお見かけ致します。
さて着物は何を着たら良いのでしょう?
とよく尋ねられます。
5月の着物
5月になりますと春コートから解放されて袷の着物に帯付きになります。
6月になりましたら単衣のお着物で7月8月薄物の夏着物で・・とはテキストのこと。
実際には年々水不足と温暖化は深刻で暑い時期が長くなってきていますよね。そんな中 5月は袷で・・などと決めつけずに基本は知った上でお着物を着慣れた方は単衣の着物に早々に袖を通していらっしゃいます。
暑いのを我慢して着ていてもご自身も決して楽しくなく周りの方にも暑くないの?という感じを与えてしまうかもしれません。
それよりは着心地良く胴裏と八掛を付けていない軽くなった単衣のお着物で軽快に装っていた方がすがすがしく映りますよね。
これからの時期は明るい太陽の陽射しで空も青く様々な物を発色良く見せてくれますので選ぶお色目も自然と明るめのお色になっていくのが良いかと思われます。
これが夏着物の絽や紗の着物で下には白の絽や麻の長襦袢を着て濃い色の黒や紺や紫などの着物を合わせますと中の白い襦袢が透けて涼を誘うのですがこちらはまた今度(^^♪
単衣の着物に向く反物
生地がぺらぺらとしていますと反って心もとなく着にくいかと思います。胴裏や八掛がない分軽くて涼しいのですが重みがないということは裾に向かって欲しくないドレープなどが出やすかったり致します。
なのである程度生地はしっかりしたものをお選びになると良いですね。
更に歩いた時に裾がひるがえり本来でしたら八掛のお色で楽しむのですがその部分が両面染で表と異なるお色目の反物などがありますのでそのようなものを単衣の着物にしたら気分はルンルンになると思います。
基本的に袷の着物と単衣用の着物と分かれている訳ではないので同じ反物の中から単衣に適したものお選びになる事になります。
わたくしなどは袷にうっかり仕立ててしまい考えたらリバーシブルでしたので単衣にすれば良かった、などという失敗をしたりしておりますがいずれお仕立て直しをして蘇らせたいと思っております♪
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